乗り方&過ごし方 クルマ酔いにサヨナラを。楽しくドライブするための乗り物酔い予防策と対処法
  • 乗り方&過ごし方
  • 2017.12.22

クルマ酔いにサヨナラを。楽しくドライブするための乗り物酔い予防策と対処法

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「クルマは酔うから苦手」という人は多いはず。せっかくの楽しいお出かけも、移動だけで気分が悪くなってしまっては台無しです。

“クルマ酔い”で辛い思いをしないためには、できる限りの予防をすることが大切。症状が出た場合も、早めに対処することで悪化せずに済む可能性が高まります。

快適なドライブを実現するために、今回はクルマ酔いの原因から学んでいきましょう。クルマ酔いには個人差がありますが、少しでも克服するヒントが見つかれば幸いです。

ドライブを楽しめない…。そもそもクルマ酔いとは?

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“クルマ酔い”が起こるメカニズム

人間の内耳には「三半規管」というバランス感覚をつかさどる器官があり、普段は三半規管でキャッチするバランスの情報と、目や体の筋肉から感じる情報が調和しています。

しかし乗り物に乗ると、揺れや不規則なスピードの変化によって、脳へ送られる情報が過剰になったり、それぞれから脳に送られる情報にズレが生じたりして、脳が混乱してしまいます。

それがなぜ、いわゆる“クルマ酔い”(乗り物酔い)の症状になるかと言うと、脳の混乱は「自律神経」にも不調をもたらすからです。

自律神経は、心臓・血管などの循環器や胃腸などの消化器をコントロールしている重要な神経。その働きが乱れてしまうので、吐き気などの不快な症状が現れるというわけです。

クルマ酔いの要因はさまざま

クルマ酔いは段階的に悪化していきます。まずは「生あくび」「生つば」「頭重感」といった軽い兆候から始まり、「吐き気」「冷や汗」「顔面蒼白」などの症状が現れ、さらにひどくなると「嘔吐」に至ります。

このように悪化すると辛いクルマ酔いですが、単に視覚やバランス感覚による情報の異常だけが要因となるわけではありません。ストレスや不安などの心理的なものや体調、嗅覚への不快感などもクルマ酔いの要因となる場合があります。

酔いやすい人はもちろん、普段は問題ない人が急に酔ってしまう可能性もありますので、クルマに乗るとき(または他の人を乗せるとき)は、可能な限りその要因をなくすように心がけましょう。

乗る前に要チェック。クルマ酔いの予防策

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それでは具体的に、クルマ酔いを防ぐためにできることを紹介していきます。酔ったときの辛さに比べれば決して大変なことではありませんので、ぜひ実践してみてください。

■十分な睡眠を

疲労や睡眠不足はクルマ酔いの要因になります。前日は入浴するなどしてしっかりリラックスし、十分に睡眠をとっておきましょう。

また、事前に準備をしておくことも不安を減らすためには大切なこと。万全の態勢でお出かけできるように、体だけでなく身の回りまで準備を整えておくようにします。

■消化の良い食事を適度にとる

クルマに乗るときは、空腹でも満腹でもいけません。直前の食事は避け、胃腸に負担がかからない消化の良い食事を軽くとるのがおすすめです。移動時間が長い場合は、お腹が空いたときのために手軽な食べ物や飲み物を準備しておくこともポイント。

■服装は楽なものを選ぶ

お腹を圧迫するような服装はクルマ酔いを誘発する恐れがありますので、できるだけ締め付けのない服装を選びましょう。場合によってはベルトやネクタイを緩めたり、乗車中は靴を脱いだりしてリラックスできる状態にすると気分が楽になるはずです。

■酔い止めの薬が効果的

乗り物酔い用の薬が市販されているので、酔いやすい人は事前に飲んでおくと心理的な安心にもつながるでしょう。30分ほど前に飲むと効果的なものが多いようですが、しっかり用法・用量を守って服用してください。

乗車中はクルマ酔いの要因を作らないこと

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いざクルマに乗り込んでからも、気をつけるべきことがあります。車内で気持ち良く過ごすためには、酔う前の対策が欠かせません。

■酔いにくい座席を選び、視線に注意

基本的に、助手席や後部座席なら真ん中に座ると酔いにくいとされています。バスなどであれば、タイヤの上は揺れやすいので避けたほうがよいでしょう。

ゆったりと座り、あごを引きつつ頭はヘッドレストに付けて頭部ができるだけ揺れないようにします。そして進行方向を見てクルマの動きを予測し、カーブでは体を傾けるなどしてバランス感覚のズレを減らします。

後部座席などで前が見えないときは、遠くの景色を見るように心がけます。下を向いて本を読んだりスマホを操作したりすると、酔う要因になるので注意が必要です。

■適度に換気して新鮮な空気を

嗅覚への不快感も車酔いの要因。窓を開けて外の空気を取り込むだけでも、意外に気分がすっきりするはずです。

また、クルマ独特の臭いや芳香剤の臭いで具合が悪くなる人もいるようです。ただでさえ車内は密室なので、換気は適度に行ったほうがよいでしょう。

■自己暗示も重要。楽しく過ごす

クルマ酔いのことを心配しすぎていると、逆にそれが不安の種になってしまう可能性があります。「今日は大丈夫」というように自己暗示をしたり、楽しい会話や音楽を流したりすることも酔いを防ぐコツです。

■ドライバーは同乗者への配慮を

ドライバーが酔うことはめったにありませんが、同乗者のためにも極力優しい運転を心がけましょう。特に酔いやすい人が乗っているときは、急発進・急停車、激しいハンドル操作は禁物です。

気分が悪くなったら?クルマ酔いの対処法

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できるだけ予防をしていても、やはりクルマ酔いしてしまうこともあるはず。最後に、酔ってしまったときの対処法の例をご紹介しますので、ぜひ試してみてください。

■休憩をとる

もっともシンプルですが、クルマに乗っていることが原因であるからにはクルマを降りて休むのが一番。予防の意味でも、適度に休憩をとることをおすすめします。

同じ体勢でいることもクルマ酔いの要因になりますので、外の空気を吸いながらストレッチなどをしてストレスの解消に努めましょう。

■横になって目を閉じる

視覚情報が酔いの大きな原因になりますので、酔ってきたら早めに目を閉じてしまうのも効果的。また、サングラスをかけて視覚情報を減らすことも予防になると言われます。

リクライニングを倒したり足を伸ばしたりして、楽な体勢で目をつむり、遠慮なく落ち着くまで休みましょう。ひと眠りすると快復する人もいるようですよ。

■ツボを刺激する

乗り物酔いに効くとされるツボを刺激することも対処法のひとつ。手首の付近にある内関・外関や、耳の裏あたりにある翳風(えいふう)など、いくつかツボが存在します。

これらは自律神経や内耳に関係したツボだそう。手軽にできる方法ですので、挑戦してみる価値ありです。

■無理に我慢しない

症状がひどい場合は、無理に我慢せず思い切って吐いてしまったほうが楽になることもあります。近くに休憩所やSA/PAなどがあればよいですが、いざというときのことも考えて、事前にエチケット袋を用意しておくと安心です。

■効く?効かない?こんな対処法も

クルマ酔いに悩む人は多いもの。他にもいろいろな対処法を実践している人がいます。

例えば、ガムを噛んだり氷を食べたりすると効果があるという人もいるようです。また、親指の第一関節を噛むことで酔いの感覚よりも痛みが早く伝わり、酔いが治るという声も。

自己暗示も効果的である以上、まずは「効く」と思いながら試してみることがとても重要なのかもしれません。

気分がスッキリすればお出かけも楽しくなる

クルマ酔いは精神状態や慣れに左右される場合も多いため、まずは苦手意識をなくし、酔わない程度の時間や距離でクルマに乗る経験を積むことで克服できる可能性があります。

クルマ酔いの程度や対策は人それぞれですが、せっかくなら家族や友人たちと気分良くクルマでお出かけしたいもの。クルマ酔いの不安を解消できれば、ドライブの楽しさが増すはずです。ぜひ自分に適したクルマ酔い予防・対処法を見つけてくださいね。

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