思わず発見 【車中泊のススメ】意外に快適?車中泊の楽しみ方から注意点・便利グッズまで
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  • 2018.04.24

【車中泊のススメ】意外に快適?車中泊の楽しみ方から注意点・便利グッズまで

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近年、車内に寝泊まりして旅行をする「車中泊」というクルマの楽しみ方が広まっています。

車中泊は決して仕方なくクルマで夜を明かすものではなく、旅やアウトドアのひとつのスタイルとして楽しむべきものです。専門雑誌などが発売されていたり、メディアなどで話題になっていたりと、実際に車中泊を楽しんでいる人は意外に多い様子。

そこで今回は、車中泊の魅力から楽しみ方、便利なグッズ、注意点まで説明していきます。旅好き・アウトドア好きの方はきっと楽しめると思いますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

自由で楽しい!クルマを最大活用できる車中泊の魅力

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1. 自由であること

クルマでの旅は、公共交通機関での旅に比べてフットワークが軽いことが利点のひとつ。宿泊までクルマで済ませてしまう車中泊では、さらに自由度がアップします。

旅館やホテルのチェックイン・チェックアウトの時間を気にする必要がありませんし、宿が決められているわけではないので、より自由に行動できます。そもそも宿を予約したり交通機関のチケットを取ったり、という作業も必要ありません。

もちろん最低限のマナーは重要ですが、時間や場所の制約が少なく、気の向くままに旅ができるのが車中泊の楽しさと言えるでしょう。

また、どんな車中泊にアレンジするかも自由自在。グッズを充実させたり、こだわり派であればクルマを車中泊仕様に改造したり、アイデア次第で楽しみ方は広がっていきます。

2. 宿泊費の節約

通常、旅行による支出の多くを占めるのは交通費と宿泊費です。それに対して車中泊では、移動手段として使っていたクルマが夜になれば宿に早変わり。特に宿泊費はかかりません。

これは旅好きにとって嬉しいポイント。同じ予算でより遠くへ行ったり、長く旅行をしたりできますし、浮いたお金を美味しいグルメや旅先での用途に当てることもできます。

3. プライベートな空間で過ごせる

クルマの中はプライベートな空間。最低限のマナーさえ守っていれば、人目を気にせずに車内で気ままに過ごすことができます。

低予算の旅行ではネットカフェやカプセルホテルを利用することも可能ですが、車内は他人に遠慮が要りません。一人旅でホテルや旅館を利用するのは気が引ける、という人でも平気です。

車内では音楽やラジオを流すのもよし、PC・タブレットなどを駆使してネットサーフィンや動画鑑賞をするのもよし。また、ペットと一緒に旅をしたいという人が宿泊場所を心配しなくて済むということもあるようです。

4. 気軽にアウトドア気分が味わえる

車中泊はアウトドアのひとつのジャンルとして扱われることも。

キャンプは道具や知識がないため難しい……という場合でも車中泊はクルマと最低限の準備で始められます。何より、身近なクルマを利用して、非日常感を味わえるのが醍醐味のひとつです。

車中泊スポットとして定番の道の駅には温泉がある施設などもあり、そういったものと車内での生活を組み合わせるだけでもアウトドア気分に浸ることができます。また、本格的にキャンプ気分を味わいたいならオートキャンプ場で車中泊をするというのもありです。

車中泊はどうやればいい?場所や車種など

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■車中泊をする場所は?

クルマと駐車スペースさえあればできてしまう車中泊ですが、マナーを考慮しなければならないので場所選びは重要。一般的に車中泊に利用される場所は、

・道の駅
・高速道路のSA/PA
・RVパーク
・オートキャンプ場

といったところ。ただし、道の駅やSA/PAはトイレなどが完備されていますが宿泊施設というわけではありません。長時間の滞在や利用方法には注意が必要です。

ネット上には「車中泊マップ」などもありますので、口コミや公式の情報などをしっかり収集してから場所を選びましょう。くれぐれも禁止されている場所や他人の迷惑になる場所では車中泊をしないようにしてください。

それに対して、日本RV協会が道の駅や温泉施設などと提携して有料で車中泊用のスペースを貸し出しているRVパークや、アウトドアの宿泊施設として利用されるオートキャンプ場は、比較的安心して車中泊ができるはずです。

利用料金はかかるものの、電源やトイレ、入浴施設などを完備している場合が多いのがメリット。オートキャンプ場であれば、車中泊で実現しにくい調理をしたり、タープ(日差し・雨よけの広い布)を利用してくつろいだりと、楽しみがより広がります。

■車中泊向きのクルマは?

車中泊をするには何と言っても睡眠をとるスペースが重要。

車体の大きなミニバンやトヨタ・ハイエースに代表されるようなワンボックスではもちろん広いスペースが確保できます。しかし、予算や普段の用途の都合でそういったクルマを利用するのは難しいという場合も多いはず。

そこで今回は、軽自動車のなかで車中泊に向いていると話題のクルマを紹介します。車中泊は決して大きなクルマでしかできないことではないのです。

【ホンダ・N-BOX】

出典:ホンダ公式(http://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/styling/design/)

出典:ホンダ公式(http://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/styling/design/)

ホンダ「N-BOX」は広い室内空間が人気の軽自動車。2017年9月に発売された新型では、先代のラインナップにあった「N-BOX+」のようなマルチボード(フラットな空間を作れる)仕様はなくなったものの、シートアレンジによって広い空間を作ることができます。

【スズキ・ハスラー】

出典:スズキ公式(http://www.suzuki.co.jp/car/hustler/styling/)

出典:スズキ公式(http://www.suzuki.co.jp/car/hustler/styling/)

“遊べる軽”として好評のスズキ「ハスラー」は2015年次のRJCカーオブザイヤーを受賞しているクルマです。コンパクトながらシートアレンジで広い空間を確保可能。正規オプションでベッドクッションやカーテン・シェードがあるのも嬉しいポイントです。

【ダイハツ・ウェイク】

出典:ダイハツ公式(https://www.daihatsu.co.jp/lineup/wake/03_exterior.htm)

出典:ダイハツ公式(https://www.daihatsu.co.jp/lineup/wake/03_exterior.htm)

ダイハツ「ウェイク」は2014年に登場し、“ドデカクつかおう”のキャッチコピーでお馴染みのクルマ。レジャーユースに向いた設計となっており、フルフラットにすれば室内高・室内長ともに広々。正規オプションでジョイントクッションやシェードもあります。

【スズキ・エブリイワゴン】

出典:スズキ公式(http://www.suzuki.co.jp/car/everywagon/styling/)

出典:スズキ公式(http://www.suzuki.co.jp/car/everywagon/styling/)

スズキ「エブリイワゴン」はワンボックスタイプの軽自動車。エブリイシリーズは誕生から30年以上愛されているクルマで、ビジネスユースでも活躍する荷室の広さが車中泊にもってこい。フルフラットも可能なので、室内長2,240mmの車内で広々過ごせそうです。

設備を充実させて快適に。車中泊に必要なもの

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■最低限必要なもの

寒い季節以外はブランケット1枚あれば車中泊を実現できますが、できるだけ快適に過ごすためにはある程度の設備が必要となります。

・布団や寝袋
・マット等
・目隠し用カーテンやシェード
・スマートフォン等の充電器

基本的にはこれらをそろえれば十分に車中泊ができるでしょう。

良い睡眠をとるためには、マット等で床面(シートを倒した場所)をできるだけに平らにすることがポイント。アウトドア用のしっかりしたマットを利用したり、ブランケットやクッションで隙間を埋めて銀マットなどを敷いたりと、いろいろな方法があります。

カーテンやシェードは安眠のためだけでなく、防犯上の理由でも必須アイテムと言えるでしょう。正規オプションのほか、純正以外のアクセサリーや自作のものを使うこともできます。また、スマートフォンを使用する機会も多いはずですので、シガーソケットを利用する充電器も準備しておきましょう。

■快適な車中泊を実現する便利グッズ

車中泊をどうアレンジするかは人それぞれ。予算や車中泊をする頻度に応じてグッズを充実させると、さらに楽しく快適に車中泊を楽しめそうです。

・インバーター
シガーソケットを利用して、通常のコンセントのプラグやUSB端子が接続できるようになります。PCのタブレット、カメラのバッテリーなどの電源・充電に役立ちます。

・LEDランタン
バッテリー上がりの心配もありますのでルームライトは使用せず、LEDランタンや電灯を準備しておくとよいでしょう。

・ポータブル電源
少々値が張るものの、ポータブル電源があると電力消費の大きい電化製品も使えるようになります。災害用の備えも兼ねて購入するのもありかもしれません。

・クーラーボックス
夏場は冷たい飲み物や食品の保存用にクーラーボックスが活躍します。本格派の人は、電源が必要な温冷庫などを使用している場合も。

・扇風機やファンヒーターなど
USB・電池駆動のミニ扇風機やポータブル電源などで稼働するファンヒーターがあると、寒さや暑さにも対応可能。より快適な車中泊となるでしょう。

無理は禁物。車中泊で注意するべきこと

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車中泊をする際には注意すべきことがいくつかあります。マナーを守りつつ、自分の身は自分で守るようにしましょう。

*エコノミークラス症候群に注意

「エコノミークラス症候群」とは長時間同じ姿勢でいると足の血流が悪くなり、血栓ができて肺の静脈を詰まらせてしまうという恐ろしいもの。フラットで広いスペースを作り、足が伸ばせる状態で睡眠をとるようにしましょう。

*就寝時はエンジンをオフに

寒い季節・暑い季節は就寝時もエアコンを利用したくなるかもしれませんが、寝るときにはエンジンを必ず切るようにしましょう。長時間のアイドリングは周辺の迷惑や環境・クルマへの負荷となります。また、排気ガスが車内に逆流して一酸化炭素中毒を引き起こし、大事に至るケースもあります。

*季節ごとの対策を忘れず

エアコンをつけたまま寝られないということは、暑さや寒さへの対策が不可欠。熱中症になったり風邪をひいたりしないように工夫しましょう。最終的には、無理をしないということも非常に大切です。自分の体調や体質を考慮しながら車中泊を楽しんでください。

*駐車場所はしっかり考えよう

先にも説明しましたが、駐車場所は迷惑にならないことはもちろん、防犯上の心配がある場所を避けるようにしましょう。また、万が一クルマが動いてしまうことがないように傾斜している場所に要注意。

車中泊なら気軽に旅へ行ける…!?

旅行をするには宿泊先の予約などが必要。それに対して、車中泊はクルマひとつあれば休日にふと思い立って旅を始めることができます。

クルマでぶらりと出かけて思うままに行動し、SAなどで夜を明かす。そんな軽いフットワークを実現できるのが車中泊の良いところです。そして旅費が安く済むのも旅好きにはとても嬉しいポイント。

一方で、車中泊をする際にはマナーや周囲の人たちへの配慮も忘れてはいけません。特に始めのうちは、安全・快適に過ごすために準備や情報収集をしっかりしたうえで車中泊を楽しんでくださいね。

*記載している内容は取材時のものです。
*車中泊をする際は事前にしっかり情報を確認・準備して臨むようにしてください。

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