思わず発見 息を呑むカーチェイスから親子愛の感動作まで!思わず見入ってしまう、自動車の名作CM
  • 思わず発見
  • 2017.03.17

息を呑むカーチェイスから親子愛の感動作まで!思わず見入ってしまう、自動車の名作CM

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たった数十秒〜数分の映像で、見る人の心を動かすテレビCM。そのなかでも特にクルマのCMの影響力は大きく、それぞれの時代のトレンドをつくってきたといえます。

たとえば1972年に登場し、“ケンメリ”の愛称で親しまれた日産・4代目スカイラインは、CMソング『ケンとメリー~愛と風のように~』とともに大ヒット。ある種の社会現象を巻き起こしました。

また、1983年から『いつかはクラウン』というキャッチフレーズが使われるようになったトヨタ・クラウンのCMは、多くの若者に“クラウンへの憧れ”を植え付けました。

そこで今回は、数多くの自動車CMの名作を振り返りながら、広告制作の視点からクルマの魅力に迫ります。

超絶テクニック! パリの街中でダンス!?【いすゞ『ジェミニ』 (1980年代〜)】

CG技術が発達していない約30年前に、茶の間をあっと驚かせたのがいすゞの2代目ジェミニのCMシリーズ。特に反響が大きかったのは、ダニエル・ビダルの歌う「オー・シャンゼリゼ」に合わせ、ジェミニが地下鉄駅構内を走る“メトロ編”でした。

「ISUZU GEMINI“Dancing in Paris”」のテロップで幕を開けると、2台のジェミニがアクロバティックな運転で華麗に“踊り”ます。

当時最高峰のカースタントチームの起用によって実現したこのCM。大胆なアイデアとジェミニの美しい走りが話題を呼び、その名は一躍有名になりました。

CG・合成一切なし! 606回目の成功【ホンダ『アコード』 (2003年)】

世界最大級の広告賞「カンヌ広告賞」で金賞を受賞し、イギリスではCM史に残る傑作とも評されたという名作CMがこちら!

こちらもCGなしの約2分間ノーカット。ホンダ・アコードに使用されている実際の部品を使ってピタゴラ装置風に表現したCMです。制作期間は5カ月、その間になんと606回の撮り直しが行われたのだとか!

イギリスHONDAが制作し、「The Cog=歯車」と名付けられたこの傑作CM。後にカナダHONDAが「The Kog」というパロディシリーズを制作……。

出典:Honda Canada公式チャンネル https://www.youtube.com/watch?v=E9BCcKJD1Bw

キャッチフレーズは「Only Use Honda Genuine Parts」。“ホンダの純正パーツの大切さ”を、見事なユーモアで表現しています。

有名映画へのオマージュ【メルセデス・ベンツ『AMG GT ロードスター』 (2017年)】

舞台は、屈強な男たちが集う荒野のバー。BGMにはバイク映画『イージー・ライダー』の主題歌「Born to be wild」が流れます。すると突然ひとりの男が“俺たちのバイクに横付けした野郎がいる”と。男たちが外へ出てみると……。

出典:Mercedes-Benz USA公式チャンネル  https://www.youtube.com/watch?v=BvHFM8c7cPM

実は、全身ライダースに身を包んでベンツで颯爽と走り抜けていったのは、映画の主役ピーター・フォンダだったのです! 

監督はカンヌ国際映画祭の常連コーエン兄弟。名作映画へのオマージュを込めた秀逸CMがまたひとつ、誕生しました。

「フォースと共にあらんことを」【フォルクスワーゲン『The Force』 (2011年)】

こちらも、言わずと知れた映画『スター・ウォーズ』へのオマージュ作品。

ダースベーダーに扮した子どもが“フォース”を試そうと身近なものに手をかざすもまったく動かず……。そこへ帰ってきたのがフォルクスワーゲンに乗ったパパ。しかしチビ・ベーダーは、パパを無視してクルマに一直線。手をかざすと思わぬ展開が!

言葉がなくても伝わるユーモアとパパの愛情を感じられる名作。ネット上では当時5,500万回以上も再生されたといわれ、売上アップに大きく貢献したそう。

映画さながら! 圧倒的なアクションCM【BMW『BMW Films』シリーズ最新作 (2016年)】

BMWが2001年から手がけるショートムービーシリーズ。

プロの運び屋を主人公に描かれる同シリーズは、ジョン・フランケンハイマー(『RONIN』他)や、トニー・スコット(『トップガン』他)など錚々たる8人の監督が制作。8つの世界観とBMWの魅力が相まって、話題を呼びました。

そして2016年、ついに最新作『BMW Films: The Escape』が公開。映画『第9地区』など手がけたニール・ブロムカンプ監督がメガホンを握り、圧倒的なアクション映像を見せつけます。もはや企業キャンペーンを超越する仕上がり!

出典:BMWホームページ
http://bmwfilms.com/film(日本語字幕対応)

笑って、泣いて! だからCMはおもしろい【トヨタ『Vitz HYBRID』&『Safety Sense』(2017/2015)】

最後はトヨタ自動車のCMから2本。

【1本目:CM制作現場“あるある”】

ヴィッツのCMディレクターが、上司にプレゼンする場面を描いた作品です。

「すっごいカーチェイスCMです」と自信満々に切り出したディレクターですが、「犯人がヴィッツで逃げるんです」と内容を説明すると、上司からいきなり主人公の設定変更の指示! その後もイチイチ修正が入る“現場あるある”をユーモラスに描きます。

出典:トヨタホームページ http://toyota.jp/vitz/cp/thisisvitz/

【2本目:親子の“目線”を描いた感動作】

こちらは、クルマを通じて描かれる父親と娘の30年の物語。「父の目」と「娘の目」のふたつの視点から展開するダブルサイド・ストーリーです。

2015年の父の日に公開された本作は、等身大の親子の気持ちを描いて大きな反響を呼びました。物語に合わせて「2代目セリカXX 2000GT」から「新型カローラフィールダー」へと乗り継がれていく5台のクルマにも注目です!

出典:toyotajpchannel公式チャンネル https://www.youtube.com/watch?t=157&v=Me1GIDy-U9g

まとめ

クルマという存在が単なる移動手段を超え、大切な人や長年の夢を乗せて走るからこそ、自動車CMには数々の物語が生まれ、人々の感情を揺さぶります。

短い時間に込められた自動車メーカーとクリエイターの想い、そして今後はどんな名作が生まれるのか。クルマのCMから目が離せません!

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