知る楽しみ この標識って何?日本では存在しない、意味がわからない海外の標識を集めてみた【ヨーロッパ編】
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  • 2017.09.01

この標識って何?日本では存在しない、意味がわからない海外の標識を集めてみた【ヨーロッパ編】

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海外旅行先としても、留学先としても人気のヨーロッパ。行ってみたい観光地やショップを自由にドライブできるクルマを利用すれば、きっといつもの景色とは違った発見に出会えるはず!

ヨーロッパでも基本的には、日本の運転免許センターなどで発行してもらえる「国外運転免許証」を携行していれば運転が可能です。ですが、不慣れな土地での運転は不安が大きいのも事実。安全なドライブのためにも、基本的な道路標識は覚えておきたいものです。

そこで今回は、海外の標識【ヨーロッパ編】をご紹介します。言語も文化も異なるヨーロッパでは、どんな標識が使われているのでしょうか。

ヨーロッパならでは?
ぜひお目にかかりたい標識

ヨーロッパでは多種多様な言語や文化背景を持つ国々が隣接し、国境をまたいで道路がつながっています。そのため、道路標識には言語を用いることが極力避けられ、シンボライズされた表示が多くなっています。

記号・色彩・形状などを活用し、視認性と識別性を高める工夫がなされています。一般的に、白地に赤系色の縁取りは“警戒・規制”、青色は“指示”を意味することが多いようです。

【国境・税関】

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陸路での国境越えは、日本では味わうことができない醍醐味。1歩踏み出したら外国、というのは不思議な感覚です。

しかしヨーロッパの多くの国では、国境を撤廃する「シェンゲン協定」を結んでいるため、税関などの明確なボーダーがないケースがあります。そんな時は、国名が星で囲まれた道路標識が、国境越えを知らせてくれるかもしれません。

【ラウンドアバウト】

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イギリス発祥とも言われるラウンドアバウト(環状交差点)。日本ではあまり一般的ではありませんが、ヨーロッパでは多くの国で導入されています。

フランスにも多く、特に有名なのがパリ凱旋門を中心とするラウンドアバウト。放射状に延びていく道の数はなんと12本です。

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走行のルールとしては、原則ラウンドアバウトの中を走っているクルマが優先。進入するクルマはゆずらなくてはいけませんが、安全が確認できれば一時停止なしで入ることができます。

中で急ブレーキをかけたり、無理に曲がったりするのは危険です。慌てず、もう1周回って進路をとりましょう。

【高速道路(アウトバーン)】

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ドイツにあるアウトバーン(そもそもドイツ・スイス・オーストリアでは高速道路のことをアウトバーンと呼ぶ)は、区間は限定されますが、なんとスピード無制限の高速道路です。速度200km/h以上で走行するクルマも珍しくないというから驚き。

高速道路の標識そのものは、基本的にヨーロッパ共通です。なお、大多数の国の制限速度は、130km/hが一般的。ただし安全面はもちろん、速度制限の取り締まりが厳しい国もあるので、スピードの出し過ぎには十分ご注意を。

わかりそうでわからない。
道路の優先権を示す標識

【前方優先道路 ゆずれ】

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日本にありそうでない、優先権を示す標識には注意が必要です。こちらも日本にない標識ですが、ヨーロッパ諸国を運転する上では知っておきたい重要な標識の一つ。道を「ゆずれ」という意味です。

交差点の手前に設置されていることが多く、前方優先=自分が走っている道路に対し、交差するクルマ(左右いずれも)に道をゆずることを義務づけています。

【優先道路】

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あわせて覚えておきたいのが「優先道路」。先述の「ゆずれ」とは反対に、自分が走行する道路の優先権を示すものです。黒色の斜線が入っているほうは、優先道路の終わりを意味しています。

【右側優先】

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さらに、こちらは「右側優先」の標識。前方に、右側から出てくるクルマが優先される交差点があることを知らせています。

見晴らしの悪い交差点や、一見こちらに優先権がありそうな信号のない交差点の前に設置されていますが、左側が優先される日本の感覚で運転してしまうと正反対になるポイント。見落としには要注意です。

“赤い○”はヨーロッパも同じ?禁止の標識

日本で赤色の○型の標識といえば、「車両進入禁止」など“禁止・規制”を表すもの。それはヨーロッパでもほぼ同じです。

しかし日本とはニュアンスが異なるものもあり、一目で意味を判断するのは意外に難しいかもしれません。欧州運転デビューをする方は覚えておきましょう。

【車両通行止め】

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白地に赤い丸。何かを許可しているようにも見える標識ですが、実は「車両通行止め」を示しています。

特に、歴史的建造物や遺跡が点在するイタリアの街では、広いエリアにZTL(Zona Traffico Limitato<交通規制区域>)の標識が設けられています。いくら観光とはいえ、違反した場合には罰金の対象となるので注意が必要です。

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赤色の丸の中に自動車やバイクの絵柄が描かれていれば、対象物の進入が禁止。日本のように斜線が入っていないので“禁止”というイメージが薄いのですが、ヨーロッパ諸国で多く採用されています。

【最高速度】

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こちらは日本とあまり変わりありません。赤い丸の中に数字が書いてあれば、「最高速度」になります。

【追い越し禁止】

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矢印がないので片側1車線・並走禁止のようにも思えますが、赤色と黒色、2台のクルマの絵柄は「追い越し禁止」を示しています。日本と表記が異なるのでご注意を。

遮断機がない!?ヨーロッパの踏切の標識

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ヨーロッパの踏切には、警報機や遮断機が設置されていない場所も決して珍しくなく、標識にも種類があります。

【踏切】

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前者は「遮断機がない踏切」、柵のような絵柄にも見える後者は「遮断機がある踏切」です。踏切では日本のように一時停止の必要はありませんが、安全確認を忘れずに。

【踏切まで○m】

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また、前方にある踏切までの距離を知らせる補助標識もあります。斜線1本につき、距離は80m。踏切の標識とセットで使われるのが一般的です。

ルールの遵守と安全運転は万国共通の心構え!

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「一時停止」や「駐車禁止」など、日本と共通表記のものや、直感的に理解できるものもありますが、注意したいのが“わかりそうでわからない”標識です。交通ルールの一部ですので、間違いのないようにしたいところ。

また、ヨーロッパ諸国では交通ルールや言語、文化が違うため、国によって細かいバリエーションが用意されています。楽しいドライブのためにも、渡航前には訪れる国の標識を確認し、安全運転を心がけましょう。

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