知る楽しみ 日本の高級車といえば?最先端を走り続ける純国産のブランド【トヨタ・クラウン】
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  • 2017.11.14

日本の高級車といえば?最先端を走り続ける純国産のブランド【トヨタ・クラウン】

CROWN1

「トヨタ・クラウン」は国産乗用車としての歴史がもっとも古く、長くにわたって日本の高級車のアイコン的存在であり続けています。

“クラウン(=王冠)”という名を持つこのクルマは、時代ごとの最新技術・装備を導入しながら、日本における高級車市場を牽引。イメージや質の良さから、以前より公用車や社用車、タクシー、パトカーなどに採用されてきた車種でもあります。

「継承と革新」の歴史を持ち、今年15代目となる新型モデルが発表されたクラウンは、今もなお次世代へ向かって走り続けます。今回は60年以上にもわたって高級車としてのブランドを築き上げてきた、クラウンの魅力に迫ります。

表紙出典:トヨタWEBサイト(http://toyota.jp/crownmajesta/gallery/)より

トヨタ・クラウンとは?

出典:トヨタWEBサイト(http://toyota.jp/crownmajesta/gallery/)より

出典:トヨタWEBサイト(http://toyota.jp/crownmajesta/gallery/)より

トヨタの看板車種のひとつ、「トヨタ・クラウン」。まさに日本の高級車の代名詞とでも言うべき存在ですが、その誕生は60年以上前に遡ります。

他社が海外メーカーと技術提携しながら自動車を作るなか、トヨタは独力で“純国産”の乗用車を作ろうと開発を進め、1955年に完成したのが初代。

戦後の高級車の象徴であったアメリカ車を手本に作られており、「トヨペット・クラウン」という名前で発売されました。

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▲初代「トヨペット・クラウン」

1967年には3代目クラウンとして、2ドアハードトップモデルが登場。公用車的な印象が強かったものを、ボディーカラーに白色を採用するなどして、自家用車としての認知を広げることになりました。

クラウンは、60年以上にわたる歴史のなかで、何度か愛称をつけられたことがあります。

1971年に発売された4代目は、「クジラ」と呼ばれました。スピンドルシェイプ(=紡錘形)という、曲線の多いボディー形状がクジラのように見えることから、このネーミングとなったようです。

また、1979年発売の6代目にも、その鋭いビジュアルから「鬼クラ」という愛称がありました。電動ガラスサンルーフや電子チューナー搭載のオーディオ、オートエアコンなど、当時の先進技術が盛り込まれたことも、6代目の特徴です。

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▲6代目「鬼クラ」

1983年に発売された7代目の頃には、「いつかはクラウン」というキャッチコピーが流行。続く1987年発売の8代目クラウンはバブル景気に重なり、1990年には販売数23万台を超える大ヒットとなりました。

そして「継承と革新」と言われるクラウンの歴史において大きな変化があったのが、2003年の12代目のこと。

「ZERO CROWN かつて、このクルマはゴールだった。今、このクルマはスタートになる。」というコンセプトを掲げ、内外装のデザインのみならず、エンジンなどのメカニズムも一新。“静から躍動への変革”が行われました。

また2008年発売の13代目では、ハイブリット車を発売。世界初となるファイングラフィックメーター(=液晶モニターにメーターが表示される)が搭載されたことも、大きなニュースとなりました。

このようにクラウンは長い年月のなかで、高級車としての伝統を踏まえながら、いろいろなチャレンジをしてきました。そしてそれは、今もなお続いています。

高級車ならではの快適な走りと車内空間

出典:トヨタWEBサイト(http://toyota.jp/crownmajesta/gallery/)より

出典:トヨタWEBサイト(http://toyota.jp/crownmajesta/gallery/)より

14代目(2012年発売)にあたる現行のクラウンには、

・最高級のクラウン「マジェスタ」
・クラウンの伝統を受け継ぐ高級感重視の「ロイヤル」
・スポーティーな走りを重視した「アスリート」

という3つのラインナップがあります。今回はそのなかでも“THE TOP OF CROWN”というコンセプトを掲げる最上位クラス「マジェスタ」をメインに、クラウンの特徴をいくつかご紹介します。

■快適な走り心地を追求した動力性能

▲クラウンマジェスタのイメージムービー

クラウンマジェスタはFR(=フロントエンジン・リアドライブ)セダン専用のハイブリットシステムを搭載しており、燃費と動力性能を両立しています。

ハイブリットシステムにより、走行状態に応じてエンジンとバッテリーを効率的に制御。アイドリングストップの停止状態から、発進はモーターによってスムーズに動き出し、加速時もバッテリーからパワーが供給されるので、ハイブリットらしい加速が味わえます。

このようなハイブリットシステムにより、燃費は18.2km/Lでありながら、ガソリンエンジンの従来型車よりも優れた加速と、なめらかな走り心地を実現させているのです。

また動力部分だけでなく、サスペンションなどの性能も、乗り心地の良さを裏付けるポイント。クラウンでは「いなしサスペンション」採用することで、車内に伝わる振動をうまく解消しています。

同時に、旋回時にも安定した走りができるようなチューニングもされており、細部に至るまでスムーズで快適な運転ができるような作りになっているのです。

■静粛性も高級感に

▲クラウンマジェスタの車内

車内においても、高級感あるデザインはもちろんのこと、快適な空間作りがされています。

そのひとつとして、マジェスタにはシートヒーターがついています(前席のみ)。冬場の寒さや、夏場の冷房によって冷えてしまいがちな下肢を温めてくれるので、長時間のドライブなどでも安心です。

空調が運転席・助手席・後席で独立しているのも嬉しいポイント。それぞれが快適な温度に設定できますし、人がいないときにはエネルギーの消費を最小限にできます。

また、車内で快適に過ごすためには静粛性も重要です。先に紹介したサスペンションなども静粛性を高める要素ですが、実はタイヤにもこだわりがあり、特殊吸音スポンジが使われています。

このように、車内に伝わるノイズをできる限り減らすことで、マジェスタの車内は走行中とは思えない静かさを保つことができるのです。

最先端の技術を搭載した安全装備

出典:トヨタWEBサイト(http://toyota.jp/crownmajesta/gallery/)より

出典:トヨタWEBサイト(http://toyota.jp/crownmajesta/gallery/)より

伝統を継承しつつ、時代ごとに新しい技術を取り込んで進化してきたクラウン。現行モデルの安全装備についても、先進的な技術が搭載されています。そのひとつが、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」です。

これは、物の形や大きさなどを識別できる「単眼カメラ」と、天候などの影響を受けずに遠い場所まで検知が可能な「ミリ波レーダー」で前方の危険を察知し、事故の回避や衝突の被害軽減を支援するというもの。

2種類のレーダーによって、プリクラッシュセーフティシステム、レーンディパーチャーアラート、アダプティブハイビームシステム、レーダーズクルーズコントロールなど、安心安全の運転サポートが実現されます。

また、マジェスタには車庫入れの際にハンドル操作をアシストするという機能もあります。ドライバーは、車庫入れの目標位置を確認したら、安全を確認しつつ速度を調節するだけ。難易度の高い駐車も楽々こなせるアシスト機能です。

そのほかにも予防安全・衝突安全のための対策が充実しており、ドライバーだけでなく車内の乗員、事故時の相手にさえ優しい構造やシステムが採用されているのが、マジェスタの安全装備なのです。

さらに次世代へ。2018年発売予定「CROWN CONCEPT」

出典:東京モーターショー2017にて撮影

出典:東京モーターショー2017にて撮影

そんなクラウンですが、新モデルとなる15代目が2018年の夏に発売予定。先日開催された「東京モーターショー2017」においては、そのコンセプトモデルとなる「CROWN CONCEPT」が発表されました。

CROWN CONCEPTの特徴としては、“Fun to Drive”を追求した走行性能や、コネクティッド技術の活用による新たな価値提供、安全性の向上などが挙げられています。

60年以上にわたって築いてきた伝統に、将来求められる革新性を融合した、次世代のクラウン。走りのみならず、クルマとの関係や安全をも進化させていくというコンセプトが打ち出されました。

“王冠”の名にふさわしい、日本の高級車

クラウンは1955年の誕生から60年以上経った現在も、次世代のクルマを目指し続けています。走りにも安全性能にも妥協を許さない、そんなこだわりこそが高級車たる所以なのでしょう。

長い間積み重ねてきた伝統と、革新性をあわせ持つクルマ。それが、日本の高級車の象徴として名を馳せてきた「トヨタ・クラウン」なのです。

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