知る楽しみ 上質な走り心地と安全性能に技あり。進化を続ける“遺産”【スバル・レガシィ】
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  • 2017.10.13

上質な走り心地と安全性能に技あり。進化を続ける“遺産”【スバル・レガシィ】

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初代の発売から25年以上もの歴史を歩んできた「スバル・レガシィ」。世界を見据えたクルマとして独自の技術がつぎ込まれ、やがてスバルの看板車種として人気を集めてきました。

特に「ツーリングワゴン」はワゴンブームを巻き起こし、レガシィは不動の地位を獲得しました。しかしその後、メイン市場である北米での需要に合わせて車格を上げ、代表的存在であったツーリングワゴンは5代目で販売終了。

そして2014年より発売されている現行モデルの6代目は、セダン「B4」と、クロスオーバーSUV「アウトバック」というラインナップとなっています。

レガシィには初代から続くエンジンシステムや、日々研究が進む安全機能などが搭載され、スバルが求め続けてきた“安心”と“愉しさ”は、さらなる進化を見せています。今回はその歴史や、スバルが独自に磨き上げてきた技術について見ていきましょう。

出典(表紙):スバル(https://www.subaru.jp/legacy/outback/special/photo.html)より

ワゴンブームを牽引。レガシィの歴史

出典:スバル(https://www.subaru.jp/legacy/outback/special/photo.html)より

出典:スバル(https://www.subaru.jp/legacy/outback/special/photo.html)より

▲レガシィ アウトバック Limited

初代「レガシィ」が発売されたのは、1989年のこと。“遺産”や“伝承”を意味する「Legacy」と名付けられたこのクルマは、のちにスバルの看板車種として人気を獲得していくのでした。

1980年代後半のバブル経済の最中、スバル(当時は富士重工業)は他社と比較して売り上げに遅れをとっていました。そのような状況下で、スバルは世界を視野に入れた車種の開発に踏み出します。

レガシィ以前の主力であった「レオーネ」のブランドや、築いてきた基礎をいったん白紙に戻し、これまでとは違うまったく新しいものを作ろうというコンセプトで開発が進められました。

こうして初代レガシィは、4ドアのセダン、5ドアのワゴンという2種類のボディライナップで誕生しました。

1989年の発売直後、当時のRVブームの波もあり、ワゴンにターボエンジンを搭載した仕様が大ヒット。そしてレガシィは、それまで実用性がメインであったワゴンの価値観を変化させ、「ツーリングワゴン」という新しいワゴンを生み出したのです

年々進化を続けるレガシィに大きな変化があったのは、2003年に発売された4代目です。コンパクトカーが増えていくなか、レガシィは全幅を広げ、サイズは5ナンバーを超えます。

これによって軽量化や運動性能が向上するとともに、安全性能もアップ。2003年11月には、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。

その後もレガシィは“グランドツーリングカー”として、走りや安全性はもちろんのこと、荷物をしっかり積めて乗り心地は快適にと、旅や長距離走行で活躍するクルマを追求し続けています。

BOXERエンジンが生み出す、レガシィの“走り”

出典:スバル(https://www.subaru.jp/legacy/b4/special/photo.html)より

出典:スバル(https://www.subaru.jp/legacy/b4/special/photo.html)より

▲レガシィ B4 Limited

スバル・レガシィの大きな特徴と言えるのが、初代から続く「水平対向エンジン」。スバルの歴史とともに磨き上げられてきたこのエンジンは、レガシィの“走り”のあらゆる面に効果を発揮しています。

通常のエンジンはピストンを上下に動かすのに対して、水平対向エンジンは、ピストンが水平かつ左右対称に往復します。その様子がまるでボクサーのパンチのように見えることから、「BOXER」と名付けられています。

スバル車を象徴するようなエンジンですが、コストがかかることもあり、この水平対向エンジンは世界でもスバルとポルシェでしか採用されていないというから驚き。

水平対向エンジンでは水平・左右対称にピストンが動くため、互いの力が打ち消されます。そのため振動が少なく、加速時にもスムーズなエンジンフィーリングが味わえるのです。

また、ピストンが水平方向に並んでいるため、エンジンの全高が小さく、重心も低くなります。さらに軽く小さく設計されているので、運転の安定性や操作性の向上が実現できる仕組み。

ドライバーが思うままに、安心して“走り”を楽しめる、という理想のためにこだわり尽くされたのが、レガシィに搭載されたBOXERエンジンなのです。

安定した走りを追求。独自の4輪駆動システム

出典:スバル(https://www.subaru.jp/legacy/outback/special/photo.html)より

出典:スバル(https://www.subaru.jp/legacy/outback/special/photo.html)より

▲レガシィ アウトバック Limited

レガシィの安定した走りを実現する要素としては、「シンメトリカルAWD」という4輪駆動システムもまた、スバル独自のこだわりです。

水平対向エンジンをメインにパワートレーンが左右対称に配置されており、各タイヤにバランスよく荷重がかかるようになるというもの。これによってタイヤをしっかり接地させ、4輪のパワーを十分に引き出すことができます。

さらに、路面の状態によって前後の車輪の駆動力を調節するシステムが採用されているため、通常の道路ではもちろんのこと、状態の悪い路面でも安心です。

シンメトリカルAWDは重心のバランスに優れているため、ブレーキやカーブ時にも揺れが少なく快適な乗り心地となります。

また、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)やアクティブ・トルク・ベクタリングという機能も、走行の不安定さを軽減させる仕組み。

VDCでは急カーブ時などの横滑りが抑えられ、さらにアクティブ・トルク・ベクタリングによってイメージ通りに旋回できるようにアシストされます。

このように、レガシィはいろいろな場面において走行の安定性が保たれるよう設計されているのです。誰が乗っても運転しやすいのは嬉しいことですね。

「アイサイト」で先進的な安全性能を実現

■ぶつからないクルマへ

出典:スバル(https://www.subaru.jp/legacy/b4/safety/safety2.html)より

出典:スバル(https://www.subaru.jp/legacy/b4/safety/safety2.html)より

レガシィは安全性能のためにも、スバル独自の技術を導入しています。それが運転支援システム「アイサイト」です。

車両前方に設置されたステレオカメラを使用することにより、ドライバーの安全運転をアシストするさまざまな機能を実現。アイサイトを搭載した車は、非搭載車と比較して追突事故の発生率が減少したというデータも出ています。(*1)

アイサイトのカメラはクルマだけでなく、人や白線、ブレーキランプまで認識できるという性能の高さ。人間と同じように、“目”で距離を測定し、どんな制御が必要か判断してブレーキなどを適切に操作します。

前方に衝突の危険がある場合は、警報音などでドライバーへ注意喚起がされ、それを回避しなければ自動でブレーキがかかります。

ほかにも、駐車中からなどの誤発進や誤後進を抑制したり、バック時の障害物への衝突を回避したり、いろいろな場面において危険を軽減する機能が装備されているのです。

(*1)SUBARU OFFICIAL WEBSITE(2017年9月23日閲覧)
https://www.subaru.jp/legacy/b4/safety/safety2.html

■楽に運転できるクルマへ

アイサイトの機能は、安全性能を高めるだけでなく、運転をより快適にするためにも力を発揮しています。

「全車速追従機能付クルーズコントロール」は、高速道路などで先行車にしたがってクルマが走るという優れもの。幅広い速度に対応できるので、スムーズにクルマが流れているときはもちろん、渋滞状態では最小限の操作で走行することが可能です。

また、走行中に両側にある車線の区画線を認識しすることができるので、車線からはみ出しそうになってもハンドル操作のアシストをしてくれます。

レガシィにはこういった便利な機能が装備されており、効果的に使用すればよりいっそう安全で快適なドライブができる車種となっているのです。

安全に、走る楽しみを。進化するスバルのフラッグシップ

出典:スバル(https://www.subaru.jp/legacy/b4/special/photo.html)より

出典:スバル(https://www.subaru.jp/legacy/b4/special/photo.html)より

“遺産”や“伝承”を意味する「Legacy」という名前が表すように、スバル・レガシィは独自の技術を受け継ぎつつ、進化を続けています。安全性能はもちろんのこと、上質感のある安定した走りを実現したレガシィは、さらにスバルのフラッグシップとして活躍していくことでしょう。

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