知る楽しみ 意外にバリエーション豊富!?パトカーに使われている車種はあのクルマだった!
  • 知る楽しみ
  • 2018.03.30

意外にバリエーション豊富!?パトカーに使われている車種はあのクルマだった!

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街や道路などでしばしば見かける「パトカー」。交通ルールを守って安全運転をしていれば大丈夫とわかっていても、なぜか運転中に見かけるとドキッとしてしまう方もいるかもしれません。

パトカーは警察のイメージそのもの。私たちの身の安全や平和を守ってくれる存在です。そんなパトカーを少し注意して見てみると、車種が複数あることに気がつくでしょう。

今回はパトカーに変身しているクルマがいったい何の車種なのか紹介していきます。実は、街でよく見かけるあのクルマもパトカーになっていますよ。

街の平和を守る!パトカーにまつわる豆知識

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ご存知の方も多いかと思いますが、「パトカー」は和製英語である“パトロール・カー”の略称。1950(昭和25)年に初めて導入され、白バイ等を合わせると全国で約4万2,700台(*)もの警察用車両が配備されています。

(*)出典:平成29年版 警察白書
https://www.npa.go.jp/hakusyo/h29/honbun/index.html

■パトカーの種類と正式名称

“制服パトカー”とも呼ばれる一般的な白黒のパトカーは、

「無線警ら車」
管轄区域の警ら=パトロールなどに使用する。昇降式のパトライト(赤色警光灯)を装備。

「交通取締用四輪車」
交通課が交通取り締まりなどに使用する。固定式のパトライトを装備。

というのが正式名称。また、小型のパトカーである「ミニパト」のなかで、本署から遠い地域の交番などに配置される車両を「小型警ら車」と言います。

一方で“覆面パトカー”と呼ばれる、一般のクルマと変わらない外観のパトカーがあるのも周知の通り。制服パトカーと同じく「交通取締用四輪車」のほか、要人警護などに使われる「警護車」や私服の刑事が使用する「捜査車両」があります。

また、高速道路の取り締まりを専門とする高速道路交通警察隊の車両は「高速隊車」(通称・ハイウェイパト)と言い、出力・排気量の大きな車種が配置されることが多くなります。

■制服パトカーはなぜ白黒カラー?

パトカーのトレードマークとなる白黒カラー。このカラーに統一されたのは1955(昭和30)年のことです。

しかし法律では、「消防自動車は朱色、その他の緊急自動車は白色」という指定がありますが、決して白黒でなければならないわけではないそう。

ではなぜ白黒カラーなのかと言うと、パトカーが導入された頃は白色のクルマが多く、ほかのクルマと見分けやすいように下半分を黒くしたのが始まりと言われます。また、未舗装が多かった当時の道路事情によって汚れが激しかったため、下を黒色にしたという説も。

今ではカラーや赤いライトによってひと目でわかるパトカーですが、そういった経緯があったことを知ると、街で見かけるパトカーのイメージもまた少し違ってくるかもしれません。

パトカーの正体は…あの車種だった!

トヨタ・クラウン

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パトカーの車種といえばトヨタの「クラウン」。実際に街で見かけるのもこのクルマが多いのではないでしょうか。長きに渡ってパトカーとして使用されており、古い型から新しい型までさまざまなクラウンのパトカーがあります。

日本の高級車を代表する存在として知られており、1983年頃には“いつかはクラウン”というキャッチコピーが流行しました。国産乗用車としての歴史が古く、パトカー以外にも公用車やタクシー、社用車など広く活躍しているブランドです。

▼トヨタ・クラウン(ロイヤル)

出典:トヨタ公式(http://toyota.jp/crownroyal/gallery/)より

出典:トヨタ公式(http://toyota.jp/crownroyal/gallery/)より

スバル・レガシィ(B4)

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スバルのフラッグシップとして知られる「レガシィ(B4)」のパトカー。国費で導入されるパトカーにはエンジンや駆動方式など条件がありますが、近年それが変更されたことによってレガシィは条件を満たすようになり、導入されたそう。

レガシィはかつてツーリングワゴンによってワゴンブームを巻き起こした人気車種。現行モデルはセダンタイプの「B4」とクロスオーバーSUVの「アウトバック」というラインナップになっています。

▼スバル・レガシィB4

出典:スバル公式(https://www.subaru.jp/legacy/b4/special/photo.html)より

出典:スバル公式(https://www.subaru.jp/legacy/b4/special/photo.html)より

スズキ・スイフト

「スイフト」はスズキが誇るコンパクトハッチバック。RJCカー・オブ・ザ・イヤーを3年連続受賞し、スズキの主力コンパクトカーとなっています。

スポーティーなクルマとして定評があり、国内のみならず海外でも人気。特にスポーツモデルである「スイフトスポーツ」はラリーでも活躍する、スズキが誇るホットハッチです。

▼スズキ・スイフト

出典:スズキ公式(http://www.suzuki.co.jp/car/swift/styling/)より

出典:スズキ公式(http://www.suzuki.co.jp/car/swift/styling/)より

日産・ノート

b787.ja873aさん(@b787.ja873a)がシェアした投稿

現行の日産「ノート」は2012年より発売され、コンパクトカーのジャンルでシェアを広げている人気車種。ノートのパトカーが走っているかどうかは地域による部分もありますが、ノートそのものはよく見るクルマのはず。

特に2016年のマイナーチェンジより導入された新たなドライブトレイン「e-POWER」の評判を耳にしている方も多いのではないでしょうか。エンジンで発電し、モーターで走るその仕組みは走り心地や燃費が良く、さらに好評となっているようです。

▼日産・ノート

出典:日産公式(https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/exterior_interior.html)より

出典:日産公式(https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/exterior_interior.html)より

トヨタ・パッソ

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“軽じゃないK”のキャッチコピーでおなじみのトヨタ「パッソ」もパトカーとして活躍している車種。カイテキ・カワイイ・カッコイイなどいろいろな“K”を詰め込んだコンパクトカーです。

パッソは登録車でありながら軽自動車に近いような経済性を持つクルマ。誰でも乗りやすいベーシックカーとして利用されているようです。

▼トヨタ・パッソ

出典:トヨタ公式(http://toyota.jp/passo/gallery/)より

出典:トヨタ公式(http://toyota.jp/passo/gallery/)より

日産・エクストレイル

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パトカーというとセダンやコンパクトカーをイメージする方も多いと思いますが、なかにはSUVのパトカーもあります。そのひとつが日産「エクストレイル」です。

エクストレイルは2000年に初代がデビューし、近年のSUVブームの先駆け的存在となりました。国内だけでなく海外でも人気が高く、2017年のマイナーチェンジでは運転支援機能「プロパイロット」が設定されて話題となっています。

▼日産・エクストレイル

出典:日産公式(https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail/exterior_interior.html)より

出典:日産公式(https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail/exterior_interior.html)より

スズキ・ジムニー(シエラ)

スズキ「ジムニー」は軽自動車のクロスカントリーとして国内外で根強く支持されている車種。「ジムニーシエラ」はジムニーと同じボディを持ち、エンジンや全幅などを小型車の規格に拡大した兄弟車です。

2018年には20年ぶりにフルモデルチェンジされるという情報もあり、期待が高まるクルマでもあります。オフロード仕様であるため、山間部や雪道でも活躍しそうなパトカーですね。

▼スズキ・ジムニー(シエラ)

出典:スズキ公式(http://www.suzuki.co.jp/car/jimny_sierra/styling/)より

出典:スズキ公式(http://www.suzuki.co.jp/car/jimny_sierra/styling/)より

あのスポーツカーもパトカーに!

ホンダ・NSX

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栃木県警にあることで知られるホンダ「NSX」のパトカー。1992年(こちらの車両は廃車になったそう)、1999年にホンダから寄贈され、スポーツカーならではの性能を生かして主に高速道路で活動しているそう。

NSXはバブル期の1990年に初代が発売され、当時“日本で唯一のスーパーカー”と言われたクルマ。一度は生産終了しましたが、2017年に復活して話題となりました。

日産・フェアレディZ

日産「フェアレディZ」は古くからパトカーとして採用された実績のある車種。1972年に日産が神奈川県警に寄贈した240ZGの車両は、高速機動隊で走行距離370,00km以上に至るまで活躍したそうです。

また、2016年にはフェアレディZ NISMOが警視庁に3台配備され、警視庁広報課の公式twitterでツイートされたことがニュースになりました。

マツダ・RX-7

マツダのスポーツカー「RX-7」のパトカーも存在します。RX-7は1978年に「サバンナ」の後継として誕生した車種で、マツダを象徴するロータリーエンジンを搭載したクルマです。

RX-7は『頭文字D』に登場するクルマのひとつであることでも有名。そんなRX-7のパトカーですが、現在はイベントなどで使用されることが多いようです。

三菱・GTO

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こちらは三菱のスポーツカーの代表的存在である「GTO」のパトカー。愛知県警、新潟県警、滋賀県警などに配備され、かつては各地で見られましたが現在も残っている車両は少数だそう。

GTOは1990年、当時の日本では珍しい4WDの大型スポーツカーとして登場。自主規制枠いっぱいの280psのツインターボエンジンや電子デバイスを多く装備し、自動車ファンが憧れる一台でした。

日産・スカイラインGT-R

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日産「スカイラインGT-R」は、スポーティーなセダンとして人気のあった「スカイライン」の高性能版として登場。現在はそれぞれ別なクルマとなっていますが、国内外で評価の高いスーパースポーツカー「GT-R」の元になった車種です。

埼玉県警の高速隊に配備されているほか、神奈川県警には通常2ドア車であるスカイラインGT-Rを4ドア仕様にしたオーテックバージョンという限定車両があります。

いろいろなクルマがパトカーとして活躍している!

身近な存在でありながら、あまり知る機会のないパトカー。今回はその豆知識や使用されている車種、思わず見とれてしまいそうなスポーツカーベースのパトカーを紹介してきました。

パトカーと言うと子どもが好きそうなイメージがあるかもしれませんが、実際はマニアが多いクルマの一分野でもあります。街や道路でパトカーを見かけた際は、ぜひどんなクルマなのかにも注目してみてくださいね。

*記載している内容は取材時のものです。
*紹介しているメーカーの画像は現行車種のものです。実際に使用されているモデルと異なる場合があります。

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