知る楽しみ もう“ペーパードライバー”とは呼ばせない!クルマに乗るのが楽しくなる「運転の心得」
  • 知る楽しみ
  • 2017.09.29

もう“ペーパードライバー”とは呼ばせない!クルマに乗るのが楽しくなる「運転の心得」

pixta_29703708_M

ペーパードライバーの皆さん、最後にハンドルを握ったのはいつですか?

そもそも「ペーパードライバー」とは、免許を持ってはいるものの、ほとんどクルマの運転をしない人のこと。特に都市部に住む人や学生などは、あまりクルマに乗る機会がないかもしれませんね。

しかし、クルマに乗る機会を作らなければ運転の勘は鈍る一方。期間が空くほど、さらに運転するのが不安になっていきます。

免許証が“身分証”代わりになっている……という方は、この機会に運転の勘を取り戻してみてはいかがでしょう。しばらく運転をしていない方でも安全で快適なドライブを楽しめるよう、交通ルールをはじめとする「運転の心得」をまとめました!

脱・ペーパードライバー。基本の運転テクニックを思い出そう

shutterstock_248975497

クルマに乗るときから降りるときまで、気をつけるべきことはたくさん。まずは、基本となる運転テクニックを思い出しましょう。

■急ブレーキ・急ハンドルは御法度

自動車は、ひとつ間違えば危険なもの。たくさんの自動車が当然のように道路を走っているのは、交通ルールを基準として、クルマの“流れ”ができているからです。

そんな“流れ”を乱してしまう行為が「急ブレーキ」や「急ハンドル」です。とっさの危険を回避するときは仕方ありませんが、それ以外の場面ではスムーズな操作が求められます。

わざと急な運転をする人はいないと思いますが、慣れていないドライバーは、知らず知らずのうちに視野が狭くなりがち。信号が変わる予測ができておらず、強いブレーキを踏むことになったり、判断に迷った結果、ハンドル操作が激しくなったりします。

ほかのドライバーからすると、こういった動きは冷や汗もの。事故を起こさないためにも、クルマの流れや周囲をよく見て運転しましょう。余裕のあるスムーズな運転なら、同乗者も快適ですよ。

■車間距離は“2秒の距離”を目安に

走行中は十分な「車間距離」を保つよう心がけましょう。周知の通り、クルマは急には止まれません。車間を詰めすぎると追突する危険性が高くなります。

一般道路における適切な車間距離(m)は、“速度(km/h)−15”の数字と言われます。例えば60km/hで走っていた場合、60−15=45mが車間距離の目安。高速道路では、100km/hなら100mと、速度の数字そのものが目安になります。

この距離を測るには、数を数える方法が有効。標識などを目印にして、前のクルマがある位置を通過してから自分がそこへ到達するまでの時間で車間距離を把握します。

一般道路では2秒、高速道路では3秒数えることができれば、おおよそ適切な車間距離をとれている証拠です。「ゼロイチ・ゼロニ……」というように、「ゼロ」をつけながらゆっくり数えるのがポイントとなります。

コレ、どんな意味だっけ…?しっかり覚えておきたい標識・標示

学科試験に備えて、必死に暗記したはずの標識や標示。その道を走行するうえで重要な情報を示しているものですので、しっかり復習しておきましょう。

■ダイヤマークの先には人がいる!?

pixta_1152703_M

あちこちで見かけるダイヤ型の路面表示。これは「横断歩道又は自転車横断帯あり」という意味を示しており、信号のない横断歩道の50m前と30m前に設置されています。

意識していなければ気にも留めず通過してしまいそうなマークですが、歩行者が横断しているかもしれないスポットなので要注意。特に見通しの悪い道でこのマークが現れたら、すぐ止まれるように準備をしましょう。

また、横断歩道は“歩行者優先”です。横断しようとする人がいる場合は、必ず停止して道を譲らなければなりません。

しかし実際は、このルールを守っていないドライバーがたくさんいます。これから運転の練習をしていく皆さんは、ぜひ正しいマナーを身につけてくださいね。

■どっちがどっち?まぎらわしい標識たち

道路標識は、まぎらわしいものがたくさんあります。ここではその一例を紹介していきます。

▲「一方通行」

▲「一方通行」

▲「左折可」

▲「左折可」

▲「指定方向外進行禁止」

▲「指定方向外進行禁止」

青色で左向きの矢印が描かれた、これらの標識(正確には「左折可」は標識ではなく標示板)。

四角い形で、青地のものは「一方通行」、白地のものは「左折可」を意味します。そして丸い形のものは、「指定方向外進行禁止」を示しており、この標識がある場所では左折しかできません。

このように標識には似たような絵柄のものがたくさんありますが、意味を履き違えてしまうと事故になる可能性も。自信がない方は、クルマに乗る前に確認しておきましょう。

もう“駐禁”なんて怖くない。駐車は決められた場所で!

「駐車禁止」と「駐停車禁止」も、まぎらわしい標識の代表例。

▲「駐車禁止」

▲「駐車禁止」

▲「駐停車禁止」

▲「駐停車禁止」

斜線1本なら「駐車」が禁止、2本になると「駐車」「停車」ともに禁止、と覚えておけば見分け方は難しくありませんね。

しかしこれらの場合、標識の見分け方よりも、実際の行為がどちらに当たるかが問題です。

まず「駐車」とは、人待ちや5分を超える荷物の積み下ろしなどによって、クルマを継続的に停止させること。車から離れたりして、ただちに運転できない状態も、時間を問わず「駐車」として扱われます。

そして、それ以外でクルマを停止させるのが「停車」です。微妙な違いなので、意外に覚えていない方も多いかもしれませんね。

例えば、道路脇にクルマを停めてコンビニに立ち寄った場合は、5分以内に戻ったとしても「駐車」。駐車禁止の場所では違反になってしまいます。

ちなみに、歩道に乗り上げて停めてあるクルマをよく見かけますが、実はあれも違反。できるだけ邪魔にならないように……という配慮はわかりますが、決して正しい判断ではないのです。

“駐禁”のキップを切られるのは、認識の間違いやちょっとした気の緩みによるものがほとんど。クルマを停めることも運転の一部として認識し、駐車・停車についても正しい判断ができるようにしておきましょう。

また、違反はぜひとも避けたいものですが、停車OKの場所でのちょっとした停車も、交通の妨げになることは多々あります。やむを得ないとき以外は停めるのを控えたり、極力駐車場を利用したりするほうが安心ですよ。

ワンランク上のドライバーへ。教習所では教わらない路上のマナー

shutterstock_553639090
免許取得前に、学科の勉強や何時間もの実技の教習で基本的なところは身についているとはいえ、実際のドライブでは何かと勝手が違ってくるものです。なかには、教習所で教わらないのに“当たり前”となっている運転のマナーもあります。

■パッシング

「パッシング」とは、ヘッドライトをハイビームで何度か点灯させ、対向車や前を走るクルマに対して何らかのメッセージを送るというもの。

・(対向車に)道を譲ります
・道を譲ってください
・(譲ってくれて)ありがとう
・ライトがついたままです
・ライトが眩しいです
・何かの注意をうながす(歩行者ありなど)

など、意味は様々。「譲ります」「譲ってください」の両方で使われる場合があるので、取り違えには注意が必要です。また、地域によっても使い方が異なります。

パッシングはルールではありませんが、しばしば使われる合図のひとつ。場合によって意味が違ってくるので、まずはどんなときに使うのかを知り、正しい状況判断ができるようになりましょう。

■ハザードランプ

shutterstock_630336749

やむをえず路上に停車したり、後続車などに危険を知らせたりする目的で使用される「ハザードランプ」。これも、いろいろな意味で使われます。

・渋滞を知らせる
・リバースハザード(バック駐車時に注意をうながす)
・サンキューハザード

特別な意味を持つのは、3つ目の「サンキューハザード」。車線変更などで道を譲ってもらった際、後続車に“ありがとう”という気持ちを伝えるサインです。

これも実際に使っている人が多く、日本独自のマナーとして海外から高く評価されたこともあります。しかし本来の用途とは異なるため、注意が必要です。譲り合える余裕を持てるようになったら、上手に活用してくださいね。

習うより慣れろ?焦らず、たゆまず、安全運転を!

お金や時間を使って取得した免許も、出番がなければ寂しいもの。今度のお休みはクルマで出かけてみてはいかがでしょうか?

ペーパードライバーの称号を返上し、気軽にクルマに乗ることができれば、お出かけの楽しみも増えるはず。旅行先でレンタカーを借りて気ままに観光してみたり、カーシェアを利用してドライブやショッピングに行ってみたり。

久々の運転が不安な方は、教習所で行なっている「ペーパードライバー講習」に参加するのもおすすめです。自分のペースでかまいませんので、クルマに乗る機会を作っていくことが上達への近道ですよ。

最新記事

人気記事

    Sorry. No data so far.