知る楽しみ 免許証にまつわるギモン。覚えておきたい住所変更や紛失時の手引き
  • 知る楽しみ
  • 2018.04.06

免許証にまつわるギモン。覚えておきたい住所変更や紛失時の手引き

運転免許証イメージ

春は引越しのシーズン。転入届など役所で行う手続きはきっと済ませたことかと思いますが、運転免許証の住所変更はきちんと行いましたか?

免許証は身分証としても大切なもの。クルマを運転するときにはもちろん所持しておかなければなりませんが、身分証として使用するためには住所などを最新の状態にしておく必要があります。

そこで本記事では、忘れがちな住所変更の方法に加えて、いざという時に役立つよう、紛失した場合の再発行の方法についてまとめました。

話のタネにもなる、免許証番号の謎やフルビット免許など、免許にまつわる豆知識も合わせて紹介しているので、ぜひご一読ください!

免許証の住所変更の方法は?

pixta_37354350_M

免許証の住所変更のことを正式には「記載事項変更」と言います。基本的には表面にある「住所」の欄が書き換えられるのではなく、裏面の備考欄に新住所が記載されるということを覚えておきましょう。

この記事では東京都の例をメインに解説していきます。細かい点が都道府県によって異なる場合がありますので、警察の公式ページなどでしっかり確認したうえで変更の手続きを行うようにしてください。

■住所変更をする場所・受付時間

住所変更の手続きは一般的に「警察署」または「運転免許センター(試験場)」で行います。ただし、警察署については地域によって扱いが異なるので注意が必要。

東京都:都内の警察署
神奈川県:住所地を管轄する警察署
群馬:最寄りの交通安全協会(渋川交通安全協会を除く)、渋川警察署(または各分庁舎)

このように、都道県内の警察署であればどこでも手続き可能なところもあれば、その地域を管轄する警察署で手続きしなければならない場所もあります。また、警察署の委託を受けた交通安全協会が窓口になっている場合もあるようです。

受付については、警察署は平日のみ。運転免許センター等では平日と日曜日に手続きができます。受付時間は、おおよそ8:30〜17:00となっている場合が多いようです。

■住所変更に必要なもの

住所変更の手続きをする際に必要なものは、

・運転免許証
・新しい住所が確認できる書類
・運転免許証記載事項変更届(窓口にあります)

というのが一般的。手数料はかかりません。

新住所を確認できるものとしては、住民票(コピー不可。マイナンバーが記載されていないもの)・マイナンバーカード・健康保険証・新住所に届いた郵便物・公共料金の領収書などが使用できます。

また、都道府県をまたいでの住所変更の場合、申請用の写真が必要になることがあります。

地域によりますが、運転免許の住所変更は代理人でも可能な場合もあります。申請者と代理人が併記された住民票や本人確認書類が必要になりますので、家族の免許も一緒に住所変更する際などは確認しておきましょう。

手続きの流れとしては、窓口で運転免許証記載事項変更届をもらい、氏名や免許証番号、住所などを記入。そして必要書類とともに受付へ提出すれば、裏面に変更事項を記載してくれます。

待ち時間は、警察署の空いている時間帯であれば5〜10分程度。ただし施設や混雑状況によっては時間がかかる場合もありますので、時間には余裕を持って手続きをするようにしましょう。

■住所変更をしなかったら?

どうしても受付時間が限られているため、忙しい方はつい後回しにしてしまうかもしれません。

免許証の記載事項変更は、道路交通法の第九十四条で義務付けられたこと。ただし、特に期限が定められているわけではなく、「速やかに」と記述されています。

そのため、引越しをしたら忘れないうちに住民票の移動などとセットで手続きしてしまうのがおすすめです。もし、引越し後に住所変更をしていなかった場合は、早めにお近くの警察署などで手続きするようにしましょう。

住所変更をしていないとクルマの運転ができない、ということはありませんが、住所が古いままでは何かで本人確認書類が必要なときに免許証が使用できません。

また、3年または5年ごとに行う「免許更新」の連絡ハガキは、免許証に登録された住所に届きます。住所変更をしていないとハガキを受け取れず、うっかり更新を忘れて免許を失効させてしまう、という事態にもなりかねませんので注意しましょう。

免許がない!もし免許証を紛失したときは?

shutterstock_708693763

免許証は財布の中などに入れている方も多いかと思いますが、うっかり紛失してしまったり破損・汚損したりする可能性もゼロではありません。また、盗難に遭うという場合も。

運転免許を持たずに運転してしまうと無免許運転になってしまいますので、いざそういった場面になってもすぐに対応できるよう、再発行の方法を確認しておきましょう。

■再発行する場所・受付時間

運転免許証の再発行は、一般的に運転免許センター(試験場)で行うことになります。住所変更のように警察署では手続きできない場合が多いので注意しましょう。

また再発行の場合、日曜日は受け付けていないことがほとんどのようです。受付の時間などについては、お近くの施設の公式ページなどで確認するようにしてください。

■再発行に必要なもの

免許の再発行に必要なものは、

・申請用写真
・本人確認書類
・運転免許証(破損・汚損などの場合)
・運転免許証再交付申請書(窓口にあります)
・運転免許証等亡失等事実てん末書(窓口にあります)
・手数料 3,500円

というのが一般的です。

本人確認書類は、住民票(コピー不可。マイナンバーが記載されていないもの)・マイナンバーカード・健康保険証・学生証や社員証など。場合によっては、2点の書類が必要になることもあります。

また、免許証のICカード化によって暗証番号が必要になります。4桁の数字を2組設定することになるので、あらかじめ考えておきましょう。

■当日に免許証を再発行できる?

免許証の再発行は、免許センター等であれば基本的に当日に行われます。施設や混雑状況にもよりますが、半日程度かかると考えておきましょう。

地域によっては警察署で再発行の手続きができる場合もありますが、当日の受け取りはできないようです。

このように、免許証の再発行は住所変更などと比べて手続きが面倒ですし、手数料もかかります。また、紛失や盗難などによって悪用されてしまうケースもありますので、警察にきちんと遺失届を出しておくことも大切。

余計な支出やトラブルのもとになってしまわないよう、免許証はできるだけ大切に扱いたいものですね。

知ってる…?免許証にまつわる豆知識

pixta_30523156_M

運転免許証の住所変更や紛失した際の対応など、重要な事柄について解説してきましたが、最後にご紹介するのは免許証にまつわるちょっとした豆知識。

ぜひご自身の免許証を眺めながら読んでみてください。ドライブの会話のタネにしてみるのもありかもしれませんよ。

■免許証番号の謎

免許証表面の中段あたりに記載されている「免許証番号」。一人一人異なる12桁の数字が定められています。

この番号にどんな意味があるか考えたことはありますか? 実は各桁に意味が割り振られているのです。

【1・2番目の数字】
左から1・2番目の数字は、初めて免許をとったときの公安委員会の番号。各都道府県のほか北海道内は5つの番号があり、全部で10〜97までの数字が51種類あります。

例えば、東京都で免許を取得した人は「30」、埼玉県であれば「43」というようになっているはずです。

【3・4番目の数字】
左から3・4番目の数字は、取得年を表します。西暦の下2桁が表記されており、2017年に免許を取った人であれば「17」となっているはずです。

【5〜10番目の数字】
左から5〜10番目の数字は、都道府県の公安委員会が決めている管理番号。その数字の並びは公安委員会によって基準が異なります。

また、5〜8番目の数字には赤色の編みかけがしてあるはず。これも何かの意味があると思いきや、単純に並んでいる数字を読みやすくするためについているそうです。

【11番目の数字】
左から11番目の数字は、チェックディジット(検査数字)と呼ばれる数字。入力ミスなどを検出するために設定されており、複雑な計算式によって決まります。

【12番目の数字】
そして末尾となる12番目の数字は、再交付の回数を示しています。免許証の内容を確認できる破損などの場合の再交付はこの数字に反映されませんが、紛失などで再交付すると、その回数に応じて「1」「2」と増えていく仕組みです。

■フルビット免許とは?

世の中には「フルビット」免許と呼ばれる珍しい免許を持っている人もいるそう。ゴールド免許くらいなら事故・違反がなければ免許更新した際に自動的にゴールドにはなりますが、フルビットを取得するの容易ではありません。

免許証表面の下部、中央あたりには免許の「種類」が記載されています。普通自動車免許を取得した方であれば、「普通」という文字が記載されているはず。

フルビット免許というのは、この免許の種類が全て埋まっている免許のことを言います。

ただ普通自動車免許を持っていれば原付を運転できるように、より上位の免許を取得すると下位の免許も自動的に付き、下位の免許が表示されなくなったり、そもそも下位免許は取れなくなったりします。

そのため、フルビットにするには、下位の免許から順番に全ての免許を取得する必要があるのです。このように全種類の免許を取得するには、もちろん時間やお金がかなりかかりますし、実際にすべての免許が必要になる仕事も決して一般的ではないはず。

もしフルビット免許を持っている人に出会ったとしたら、それはかなりラッキーなことと言えそうですね。

免許証は大切に扱おう!

免許証は運転する際に必要なものであるだけでなく、顔写真付きの身分証明書としても便利に使用できるもの。単なるカードと思い込まず、くれぐれも扱いには気をつけましょう。

今回はそんな免許証について、住所変更の方法や再発行の方法、さらに免許の豆知識を紹介してきました。免許証は財布などから出す機会はあまりないかもしれませんが、たまには有効期限や住所などの記載情報もしっかり確認してくださいね。

最新記事

人気記事