知る楽しみ ポルシェとデットヒート!?世界レベルの性能を誇るマルチパフォーマンス・スーパーカー【NISSAN GT-R】
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  • 2017.06.02

ポルシェとデットヒート!?世界レベルの性能を誇るマルチパフォーマンス・スーパーカー【NISSAN GT-R】

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世界には数々の「スーパーカー」と呼ばれるクルマが存在します。クルマ好きが憧れ、誰でも名前を知っているような海外ブランドも心惹かれますが、実は国内にも世界トップクラスの性能を誇るスーパーカーがあります。その代表格ともいえる存在が「NISSAN GT-R」。

日産のフラッグシップモデルでもある「スカイライン」の系譜を受け継ぎ、レーシングカーなみの性能と快適な乗り心地を融合させた“マルチパフォーマンス・スーパーカー”として、国内のみならず海外でも多くのファンを持つ名車です。

その圧倒的な加速力はクルマのロマン。力強くも美しいフォルムは見栄えもよく、数々の映画にも出演してきました。今回はレースから映画まであらゆるシーンで活躍する、NISSAN GT-Rの魅力に迫ります。

スポーツカーとして進化してきた「GT-R」

NISSAN GT-Rは、その圧倒的なパワーから海外では“ゴジラ”という愛称で親しまれる、世界標準のスーパーカーです。特に2014年に登場したモータースポーツ仕様車GT-R NISMOは、600馬力を誇るハイパフォーマンスを発揮し、多くのスピードマニアを魅了しました。

NISSAN GT-Rのルーツは「スカイラインGT」になります。

スカイラインは1964(昭和39)年に発表されて以来(当時はプリンス自動車工業が生産)、高性能セダンとして人気を集めたモデル。なかでもスカイラインGTは第2回日本グランプリのレースに向けて、“勝てるクルマ”を目指して開発されました。

このレースでスカイラインGTは、1周だけではあったものの、最強といわれたポルシェ904(優勝車)の前に出るというスピードを見せつけ、スポーツセダンとしての印象を人々に刻み付けました。GT-Rは、そのような伝説を持つスカイラインGTを起源としています。

そして1969(昭和44)年2月、初代GT-Rとなる「スカイラインGT-R(PGC10型)」が発売。プリンスのレーシングカーであったR380のエンジンをベースに、レーシング直系のクルマとして売り出され話題を集めました。

その後、マイナーチェンジを繰り返しながら2002年、R34型を最後にスカイラインGT-Rは生産を終了。しかしながら2001(平成14)年の東京モーターショーにおいて、当時のCOOだったカルロス・ゴーン氏はGT-Rが復活することを宣言。

そして2007(平成19)年12月、現行モデルである「NISSAN GT-R R35」が満を持して発売されたのです。「GT-R」は「スカイライン」と異なる日産のスーパースポーツカーとしての立ち位置が確立され、多くのファンに支持されながら進化し続けてきました。

世界レベルの性能なのに誰でも乗りやすい!

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2007年にデビューしたGT-R R35のコンセプトは「新次元のマルチパフォーマンス・スーパーカー」。運転者や道路状況に左右されず、つねにハイパフォーマンスを発揮するクルマとして注目されました。

スポーツカーとしてのエンジン性能はもちろんのこと、デザインに至るまでハイクオリティー。快適なドライブを実現するさまざまな機能と、クルマならではの速さを追求しています。

一方で日常で乗れるクルマとして日産は性能だけでなく価格にもこだわり、他社の同クラスのクルマなら2500万円以上するパフォーマンスを備えながら、GT-Rは約1000万円に抑えられています。GT-Rは圧倒的にコストパフォーマンスにも優れているのです。

●優れたエンジンやトランスミッション

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GT-Rの魅力はなんといってもエンジンの性能です。この夏に販売される2017年モデルには、GT-R NISMOで培われた独自の技術が取り入れられ、570馬力という出力を実現。

その高性能なエンジンは速さだけでなく乗り心地も向上されており、追い越しなどの場面でも心地いい中間加速が発揮されます。

その加速性能は世界レベル。公道を走るクルマのほとんどが時速100キロに到達するまでに10秒以上かかるのに対して、GT-R NISMOの記録はなんと2.7秒。公道を走ることができる市販車としては、トップクラスの性能を持っているのです。

また、パドルシフトを使うマニュアル変則のMモードと、自動変速のAモードの切り替えを簡単に行うことができる点にも注目。クラッチペダルはなく、AT免許でも運転でき穏やかなシフトチェンジから、マニュアルらしい変速スピードを味わうことができることも、幅広い人気を集める理由のひとつになっているようです。

●空力と質感を両立したデザイン

2017年モデルでは、年ごとのモデルチェンジの中でも特に大規模となるデザインの改良がされました。スーパーカーとしての上質で圧倒的な存在感は、見た目だけでなく、クルマの性能を最大限に発揮するための「空力」もしっかり考えられています。

エンジンの出力に堪えうるエンジンやブレーキなどの冷却性能と、空気抵抗、そしてクルマを地面に押し付けて駆動力を高めるダウンフォース。

高性能なクルマだからこそ、これら3つをバランスよく実現する必要があります。どれかを向上させようとすると他の部分が問題になりやすいものですが、2017年モデルでは空力を効果的に活用できる仕組みへとデザインごと改良されました。

国内外の映画にもたびたび登場する人気ぶり

GT-Rは世界的な人気カー映画『ワイルド・スピード』にも登場しています。主人公・ブライアンが乗るクルマとしてスカイラインGT-R(R34)が活躍し、その存在感はより大きなものとなりました。

ブライアンを演じた故ポール・ウォーカーも日産車のファンでもあり、来日した時にGT-Rの試乗をしたこともあるほど。また、映画の撮影で使われポールが乗っていた印象深いブルーのGT-R(R34)(実際は別車種をR34風にしたもの)は、かなりの高額で販売されました。

他にも、近未来の地球を描いた2013年公開のSF映画『エリジウム』にもGT-R R35が登場。2016年の日本映画『さらば あぶない刑事』でも、R35の2014年モデルが鷹山(舘ひろし)・大下(柴田恭兵)が乗る覆面パトカーとして登場しました。

NISSAN GT-Rは国内外問わず、多くの人が憧れるような魅力を持つクルマ。性能という面だけでなく人を惹きつけるその存在感は、たしかに日本が誇る名車として相応しいものと言えるでしょう。

受け継がれるスポーツカーとしてのDNA

かつてポルシェと競い合いながらスカイラインGTをもとに開発されたNISSAN GT-R。日本の技術力とともに、進化してきた名車のひとつです。

スカイラインGT-Rとしての歴史を経て、2007年にはGT-R R35がデビュー。その性能は世界的にも認められて、国内外のクルマ好きの憧れの対象となっています。

そしてスポーツカーとしてスピード性能が重視されるのはもちろんのこと、スーパーカーならではの高級感とコストパフォーマンスを両立。走りの快適性にもこだわっています。

名車としての誇りはもとより、何よりマルチパフォーマンス・スーパーカーの所以でもある“運転する愉しみ”を追い求めたのが「NISSAN GT-R」なのです。

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