福島県いわき市で毎年開催される「アルパイン夏祭り」。いわき市の一大イベントとして愛されているこの夏祭りを取材してきました。
第1弾では、夏祭り実行委員会の方の意気込み、そしてアルパインが誇る伝説のビックバンド「ザ・ファイブストライプス」、第2弾では社員参加ステージに出演したバンド「MORI-BAND」とダンス同好会のインタビュー&ライブレポートをお伝えしました。
社員参加ステージは後半戦に突入。ダンスバンド、大道芸、サンバと夏祭りはいよいよクライマックスを迎えます。では、張り切って行きましょう!
■アルパイン夏祭りレポート第1弾、第2弾はコチラから!
バンド×ダンス!?ステージを埋め尽くす、音楽と踊りのコラボレーションが観客を魅了
バンド、そしてダンスと続く第3の出演者はなんとダンス&バンドコラボ「白熊」。ユニークな名前と意外な結成秘話とは…?舞台裏に潜入してインタビューしました。
左から(吉田/高畑/三浦/丹野)
―ロックバンド、ダンスはそれぞれ別のチームとしてステージに上がっていましたが、ここにきてその2つが融合した”ダンスバンド”が登場します。しかも名前が「白熊」!非常に気になります!
毎年3月に、いわきのジャズバーでアルパイン社員によって行われる「音楽家の集い」という、みんなでライブや飲み会を楽しむイベントがあるんです。そこにはバンドや楽器演奏、ダンスなど様々な音楽好きが集まるのですが、そこでみんなが仲良くなったのがきっかけですね。
今回はダンス班の方である曲で踊ってみたいという要望があって。その曲をどうにか生演奏できないだろうかと音楽好きに声をかけてバンドを結成しました。
その“ある曲”のタイトルが「シロクマ」。つまり、今回のメンバーは、このために結成されたスペシャルユニットなんです(笑)。
―ユニット名になっている「白熊」って、実は演奏する曲名の「シロクマ」からきているんですね!メンバーはどれくらいいらっしゃるのですか?
バンド陣はベース、ドラム、パーカッション、キーボードに管楽器が3人の合計7人。ダンス陣は「音楽家の集い」のダンスチーム全員なので16人くらいですね。
―総勢23人!それだけで圧巻ですが、本日の見どころを教えてください!
ダンス×バンドということで、なんといっても迫力のある生演奏が魅力です。曲もクラブハウス系の曲なのでノリやすいです。一緒に体を動かして盛り上がってください!
いよいよステージが始まります!ダンス陣とバンド陣、総勢23人いるとステージが狭く見えてしまうほど迫力がありますね!
バンド陣は、全員がそろって練習できたのはそれほど多くはなく、そのぶん個人練習を重ねたそうですが、そんなことは微塵も感じさせない息の合った演奏を披露。楽曲”シロクマ”の心地いいメロディーが会場を包んでいきます。
ダンス陣も負けてはいません。持ち前の練習量を物語るかのようなアクロバットな動きが出るたびに、オーディエンスから歓声があがります!
時に個人で、時に全体で。心地いいグルーブ感でオーディエンスも巻き込みながら、それぞれの個性がぶつかり合う。表現方法は違えど、同じ音楽を愛する人たちが奏でる、圧巻のステージでした!
謎のパフォーマー!?超凄腕の大道芸人、登場!
バンド、ダンス、ダンスバンドと音楽系の出演者が続いていましたが、4番目の出演者は大道芸人。匿名希望、正体不明の謎のパフォーマーにお話を伺いました!
―そもそも大道芸人をやりはじめるきっかけは何だったのでしょう?
小さいころに流行ったヨーヨーのおもちゃがきっかけです。もともと私は不器用なんですが、負けず嫌いだったのでたくさん練習して技を習得していったんです。そのうちにだんだんヨーヨーで遊ぶのが楽しくなってきて。
それから”ものを操ること”への興味が湧いてきて、ヨーヨーから中国ゴマ、ジャグリングへと、どんどんのめり込んでいきました。始めてからかれこれ20年経ちますね。
―20年も経験があるとは…!なぜそんなに続けることができるのでしょうか?
自分がやっていて楽しいからという理由もありますが、やはり人の心を動かせる、感動させることができるからという理由が大きいです。
ストリートやショッピングセンターなど、福島県内を中心に県外にも足を運ぶことがあるのですが、大道芸は場所や見てくれる人の年齢を問わずにみんな喜んでくれる。それが嬉しくて。
―観客の笑顔が、活動の活力になっているんですね。では最後に、本日の見どころを教えてください。
実は事前にステージの演目を決めることってあんまりないんです。ステージに上がって、その時のお客さんの反応や雰囲気に合わせて演目は決めるので。予定調和ではないステージになるので楽しみにしていてください!
ステージ衣装をまとって登場。インタビューの時の落ち着いた雰囲気とはまた異なる「パフォーマー」としてのスイッチが入っています。漫談のような愉快なトークを交えつつ、いよいよパフォーマンスがスタート!
ジャグリングから始まり、1番得意だというディアボロ(中国ゴマ)を使ったパフォーマンス。特にディアボロを高く上げる技を披露すると、観客からどよめきが!
ヨーヨーを使ったパフォーマンスでは、寝ながら2つのヨーヨーを操るという技を披露。「これ、実はすごい難しい技なんです!拍手!拍手!」とオーディエンスを盛り上げていました。
そして再びディアボロのパフォーマンスへ。小技を交えつつ、コマの数を2つ、3つと増やしていきます!
大技が繰り出される度に、上がる拍手と歓声。技のクオリティもさることながら、技と技との間を飽きさせないトークで、オーディエンスを魅了。「また見たい!」と思えるパフォーマンス!脱帽です!
いわきにブラジルサンバカーニバルがやってきた!?
社員参加ステージのトリを飾るのは、いわき市を中心に活動している「いわきベレーザ」のみなさんです!
(飯田)
―「いわきベレーザ」は、どんなメンバーなのでしょうか?
「いわきベレーザ」はアルパイン社員のメンバーといわき市内の有志メンバーを合わせて30人くらいです。年齢は幼稚園児から60代まで、すごく幅広いのも特徴ですね。今回は地元いわきにサンバチームがあることを一人でも多くの人に知ってもらえればと思っています。
―性別・年齢まで様々な人が集まっているというのは楽しそうですね。本日の見どころを教えてください!
サンバというと、羽をつけた派手な格好をしている人が踊っているというイメージがありますが、うちのチームは”バテリア”と呼ばれる、いわゆる楽器陣の演奏に特に力を入れています。そういう意味では、本場ブラジルのサンバに近いですね。
―なるほど、演奏に注目ですね!それでは最後に、意気込みをお願いします!
演奏する側もそうですが、みんなで楽しく盛り上がるのがサンバです。なので見ているみなさんも手拍子や足拍子を取って自由に楽しく見ていただけたらと思います。このステージを見て参加してみたくなった方がいらっしゃったら、ぜひ声をかけてくださいね。
楽器陣が演奏をしながら入場。そしてその後、ジレトールというチームの指揮者的なポジションの人が颯爽と現れました。大人数での演奏は、迫力満点!ジレトールの動きによって、楽曲が表情を変えていきます。
「いわきベレーザ」の楽器部隊、バテリアのみなさんの演奏にジレトールも自ら楽器を持って演奏に加わります。華麗な演奏に酔いしれていると…
サンバの花形、ダンサーが登場!小気味のいい演奏をバックに踊る様子はまるで本場、リオのカーニバルのよう!
そしてラストは、「いわきベレーザ」のテーマソング『リンダいわき』。ジレトールがカバキーニョ・ヴォーカルを務めて、みんなでシンガロング!まさにトリにふさわしいステージでした!
これでアルパイン夏祭りレポートは全て終了です。次回は番外編として夏祭りの少し前に行われた、ストライダー教室・ものづくり環境講座・ファミリー職場見学についてお伝えします!
*記載している内容は取材時のものです。
*イベントの開催情報や施設情報は変更になる場合があります。ご利用の際は、事前にご確認の上お出かけください。